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青林堂事件=「平成26年(不)第120号事件」都労委への申立

予告では、実際に行った争議について触れる予定でしたが、その前に取り扱っていなかったお話しがあることを思い出しました。



予定を変更して、「平成26年(不)第120号事件」

東京都 労働委員会での「青林堂事件」について、解説していくことにします。





「不当労働行為」とは何か?というテーマで、当ブログでは最初のエントリーで取り上げました。

▼最初のエントリー
「青林堂で起きた不当労働行為事件、違法解雇事件とは」


「平成26年(不)第120号事件」の申立を見ていただくと、具体的になにが法に触れているのかが分かってきます。


争議のお話しは、その後に触れていくことにしましょう。




▼最初の申立書

p1

p2

p3



本件は「正社員雇用を前提とした契約」を一方的に2度も破棄され、組合加入した当該社員に対し、組合加入を理由とした解雇を行なった事件なのですが、
(※青林堂は解雇理由が組合加入理由であることを否定しましたが、裁判で解雇無効と決定されています)

この時点では「支配介入事件」(労働組合法7条3号違反)として救済を申してています。





では、支配介入とは、どんなことでしょうか。

▼最初の記事で紹介している労働組合法について、もう一度確認してみると…
青林堂で起きた不当労働行為事件、違法解雇事件とは


3号にはこうあります。

(3)  労働組合の運営等に対する支配介入及び経費援助の禁止 (第3号)
イ  労働者が労働組合を結成し、又は運営することを支配し、又はこれに介入すること。
ロ  労働組合の運営のための経費の支払いにつき経理上の援助を与えること。



上記の「イ」に該当するという主張です。



具体的には、(組合から送られた「当該社員の組合加入通知」と、同時に団体交渉を申し入れたファックスを見て)事務所内に勤務する従業員に聞こえる大きな声で渡辺専務が「バカじゃない?」「解雇だ」などと暴言を吐いたことが該当していることになります。



ちなみに、他にも組合や当該社員に対する暴言は、沢山記載されていますが、これら全ての音声データは労働委員会にも提出してあります




渡辺専務が、組合や組合員になった当該を誹謗中傷し、まるで社員が労働組合に加入してはならないかのような発言をしたことを、書面では「団結権を破壊することを企図した支配介入行為は明白」と表現しているという訳です。





青林堂はこれ対して「大きな声など出していない」などと主張しましたが、そういう問題ではありません。

音声データにハッキリ残っています。「発言したのか、していないのか。」のみです。


青林堂は更に、「社内で発言したインフォーマル(不正式な)発言であるので該当しない」などという苦しい主張もしていましたが、裁判所でも労働委員会でも全く相手にされていませんでした。







そして、渡辺レイ子専務による暴言の中に「解雇だ」という言葉もあることから、労働組合法1号に及ぶ可能性があると締めくくっています。


組合の心配は的中し、この直後に青林堂は違法解雇事件を起こしてしまうことになります。


次回は、青林堂が違法解雇したことに対する追加申立について触れたいと思います。

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プロフィール

青木木堂

Author:青木木堂
「ガロ」で有名であった 株式会社 青林堂で起きた不当労働事件、違法解雇事件についてをお知らせするブログです。

事件を解決すべく、当該社員が加入している「東京管理職ユニオン」が運営しています。

▼東京管理職ユニオンへの加入はこちらから
http://www.mu-tokyo.ne.jp/


ガロ (雑誌) - Wikipediaによる歴史で言うと、当該社員は「復刊と休刊」の項目の時期にも在籍していました。

▼「復刊と休刊」の後半部分引用---------
「ツァイト社倒産後、青林堂の援助をしていた「大和堂」社長の蟹江幹彦が引き継いで社長となった。
大和堂体制となった『ガロ』は2000年1月号より復刊するが2001年なかばより隔月刊、2002年には季刊となり、オンデマンド版(いわゆるネット上での通販)として販売形態を変更したが2002年10月発売の1号が刊行されただけに終わり、実質発行の無いまま現在に至っている。」
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当該は、ちょうどこの蟹江社長体制になってから在籍していた営業社員で、当時は部長の名刺を持っていました。

2014年に蟹江社長と再開し、再度入社することになったのですが、(出している出版物だけのことではなく)青林堂は大きく変わっていました。


実際に会社に行ってみると、社員は新卒や社会人2~3年目の若手ばかりになっていました。
3ヶ月に1人は従業員が退職に追い込まれ続けた結果、そうなっているのだと、当時の社員から説明を受けました。

自分が何とか「ガロ」の青林堂を立て直そう。
そう決意して、青林堂で二度目の仕事はスタートしました。


まさか、理不尽なパワハラや不当な解雇を受けるとは知らずに…