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青林堂で起きた不当労働行為事件、違法解雇事件とは

「平成26年(不)第120号事件」
「平成27年(ヨ)第21005号 地位保全等仮処分事件」




これらはどちらも、青林堂で起きた不当労働行為事件、違法解雇事件について公機関(行政機関・司法機関)で裁かれた事件名です。




「平成26年(不)第120号事件」は、行政機関である東京都 労働委員会に於いての「青林堂事件」の正式な呼称





「平成27年(ヨ)第21005号 地位保全等仮処分事件」は、司法機関である東京地方裁判所で行われた青林堂事件について行なわれた仮処分裁判の正式な呼称


青林堂は、司法からも・行政からも裁かれているのです。




今回は、労働委員会での「青林堂事件」について解説します。



▼「平成26年(不)第120号事件」とは

2014年12月9日に、東京都労働委員会(以下、「都労委」)に申し立てられた、青林堂による不当労働行為に対する救済申立事件。
申立人は東京管理職ユニオン、被申立人は株式会社 青林堂。


↓第一回目の調査は2015年1月28日
青林堂事件 都労委01



当初は、青林堂の「支配介入」事件(労働組合法 第7条3号違反)に対して申し立てられた事件ですが、青林堂は予定されていた組合との団体交渉直前に当該社員に対して解雇を行いました。




「青林堂事件」の第一回調査の日取りも既に決定していたなか、期日を迎える前に「違法解雇」事件(第7条4号違反)も「青林堂事件」の救済申入れ内容として追加されました。






「不当労働行為」というのは耳慣れませんが、いわゆる法律用語です。



※不当労働行為とは
厚生労働省ホームページ(該当ページ)へのリンク

以下引用---------------------------

〔不当労働行為として禁止される行為〕
(1)  組合員であることを理由とする解雇その他の不利益取扱いの禁止(第1号)
イ  労働者が、
・ 労働組合の組合員であること、
・ 労働組合に加入しようとしたこと、
・ 労働組合を結成しようとしたこと、
・ 労働組合の正当な行為をしたこと、
を理由に、労働者を解雇したり、その他の不利益な取扱いをすること。
ロ  労働者が労働組合に加入せず、又は労働組合から脱退することを雇用条件とすること(いわゆる黄犬契約)。
 
(2)  正当な理由のない団体交渉の拒否の禁止 (第2号)
 使用者が、雇用する労働者の代表者と団体交渉をすることを、正当な理由なく拒むこと。
※  使用者が形式的に団体交渉に応じても、実質的に誠実な交渉を行わないこと (「不誠実団交」)も、これに含まれます。
 
(3)  労働組合の運営等に対する支配介入及び経費援助の禁止 (第3号)
イ  労働者が労働組合を結成し、又は運営することを支配し、又はこれに介入すること。
ロ  労働組合の運営のための経費の支払いにつき経理上の援助を与えること。
 
(4)  労働委員会への申立て等を理由とする不利益取扱いの禁止 (第4号)
 労働者が労働委員会に対し、不当労働行為の申立てをし、若しくは中央労働委員会に対し再審査の申立てをしたこと、又は労働委員会がこれらの申立てに関し調査若しくは審問をし、若しくは労働争議の調整をする場合に労働者が証拠を提示し、若しくは発言したことを理由として労働者を解雇し、その他の不利益な取扱いをすること。

以上、引用----------------------




東京管理職ユニオンが労働委員会に救済を申し入れた内容は、青林堂が労働組合法 第7条の1号、3号、4号に違反している恐れがあるというものでした。

東京都 労働委員会では、裁判開始前から違法性があるという心証を開示しており、2回目の調査の段階で会社に和解を勧告しています。(青林堂はこの勧告に応じませんでした)






裁判と労働委員会の違いは、司法と行政の機関であることの他にも、(裁判は一つのことしか争えないのに対して)広く救済方法を見当してもらえる部分もあります。


都労委(東京都労働委員会)の決定は、現時点ではまだ下っておりませんが、裁判などの経過を見守りながら解決に向けて進行しています。









現時点で、東京地裁では既に仮処分裁判に於いては決定が、労働審判に於いては審判が、「青林堂事件」に対して それぞれ下されております。


青林堂の起こした事件は、違法であると司法から認定されているのです。





「解雇無効」という司法の決定を受けて、今後もこのブログでは本件解雇を「違法解雇」(=不当解雇)と呼ぶことにします。







このブログでは、青林堂の不当労働行為事件、不当解雇事件の情報を公開していきます。


裁判で出された決定文(判決文相当)の実物も公開予定です。
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プロフィール

青木木堂

Author:青木木堂
「ガロ」で有名であった 株式会社 青林堂で起きた不当労働事件、違法解雇事件についてをお知らせするブログです。

事件を解決すべく、当該社員が加入している「東京管理職ユニオン」が運営しています。

▼東京管理職ユニオンへの加入はこちらから
http://www.mu-tokyo.ne.jp/


ガロ (雑誌) - Wikipediaによる歴史で言うと、当該社員は「復刊と休刊」の項目の時期にも在籍していました。

▼「復刊と休刊」の後半部分引用---------
「ツァイト社倒産後、青林堂の援助をしていた「大和堂」社長の蟹江幹彦が引き継いで社長となった。
大和堂体制となった『ガロ』は2000年1月号より復刊するが2001年なかばより隔月刊、2002年には季刊となり、オンデマンド版(いわゆるネット上での通販)として販売形態を変更したが2002年10月発売の1号が刊行されただけに終わり、実質発行の無いまま現在に至っている。」
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当該は、ちょうどこの蟹江社長体制になってから在籍していた営業社員で、当時は部長の名刺を持っていました。

2014年に蟹江社長と再開し、再度入社することになったのですが、(出している出版物だけのことではなく)青林堂は大きく変わっていました。


実際に会社に行ってみると、社員は新卒や社会人2~3年目の若手ばかりになっていました。
3ヶ月に1人は従業員が退職に追い込まれ続けた結果、そうなっているのだと、当時の社員から説明を受けました。

自分が何とか「ガロ」の青林堂を立て直そう。
そう決意して、青林堂で二度目の仕事はスタートしました。


まさか、理不尽なパワハラや不当な解雇を受けるとは知らずに…